国家戦略特区も地域限定とはいえ、TPPに近い内容の規制緩和やそのための法改正(改悪)、制度変更が行われる可能性が高く、それはTPPのための地ならし、と言えるものかも知れません。
TPP協定が医療分野にもたらす懸念の第一は、薬事制度が改変され、薬価や材料価格の高騰が生ずることである。現行の日本の医療制度では、薬価や医療材料の価格はそれぞれ薬価基準、材料価格基準において公定されている。 米国は、日本に対して、薬価基準・材料価格制度の見直しを、繰り返し主張してきた。
米国では本来、通商交渉権限は議会にあり、貿易促進権限(TPA)を議会から委任されることにより、米国政府・米国代表通商部(USTR)が権限を持ちますが、すでにTPAは失効しています。オバマ政権はTPA成立のメドも権限もない中で交渉を行っており、交渉妥結したとしても、議会の承認を得ることは困難であり、批准できるか危うい状況は変わっていません。
私たちが当たり前に使っているおカネには、世の中を変える動きがあります。私たちの預けたおカネが知らぬ間に、投機の資金として実体経済に影響を与え、私たちの暮らしに跳ね返っています。
日本が参加するかどうかが取りざたされているTPPを考える準備として、自由貿易とは何か、そして、その自由貿易を推進してきた国際機関であるWTOとは何かを考えます。
TPPに関して、私たちが最も危惧している分野のひとつが投資の自由化です。・・投資の自由化という問題を考える場合、過去に多国間投資協定(MAI)を巡る問題があったことを思い起こす必要があります。
AMネットはTPPへの取り組みとして、2つのネットワークと協働で取り組んでいます。
●社会全体に大きな影響及ぼすTPP(環太平洋経済連携協定)に対して情報収集、情報発信を行うとともに、政府に情報公開や市民との意見交換会の実施を求める活動を推進しています。
ゆるやかな全国ネットワーク、「政府と市民のTPP意見交換会・全国実行委員会」事務局を務めています。
http://tpp-dialogue.blogspot.jp/
●地元大阪では「ほんまにええの?TPP大阪ネットワーク」の賛同団体として活動しています。
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