AMネットは持続可能な社会を目指すNPO法人です

行きすぎたグローバル化の影の部分に目を向け、人と地域・ 自然とのバランスのとれた、豊かで持続可能な社会を目指し 政策提言などを行っている団体です。

会議

AMネットは、WTO(世界貿易機関)などの目指す貿易・投資の自由化について、調査・研究し、政策提言活動をしているNGO(非政府組織)です。経済のグローバリゼーションの影の部分に目を向けている日本でも数少ないNGOのひとつです。
現場感覚を重視し、世界中で開催されるNGOの会議にも参加し、ネットワークづくりも積極的に行っています。政策提言というと難しそうに聞こえますが、市民だれもができる政策提言を目指しています。

現在、世界の経済の潮流は自由化へと向かい続け、「経済のグローバリゼーション」がどんどん進んでいます。 自由化はモノだけではなくあらゆるサービス分野でも進められ、自由化が進めば「経済は発展」するといわれています。その経済のグローバリゼーションを推し進めるものとして、WTO(世界貿易機関)やFTA(自由貿易協定)などがあります。

持続可能な社会

しかし、行き過ぎた経済のグローバリゼーションや自由化は、労働環境の悪化や環境への悪影響、南北格差、各国内の貧富の格差へとつながっています。多国間での環境協定(京都議定書など)やILO(国際労働機関)などで合意を得られたルールよりも、貿易ルールが優先されようとしています。

それではWTOやFTAなどが無くなれば問題が解決するのか?そうではありません、貿易を行う上で何らかのルールは必要です。ただルールがあればいいのではなく、その中味と決め方が非常に重要なのです。私たちが望んでいるのは自由な経済活動がもたらす弱肉強食の世界ではなく、環境や人権が守られ、公平で調和のとれた関係や持続的な社会の発展です。
AMネットは、貿易や投資の自由化が私たち地球市民の生活、労働、人権や自然環境などにどのような影響を及ぼすのかについて、調査研究・情報収集を行っています。そして、それらに基づいたアドボカシー(政策提言・世論喚起)を行うことで、持続可能な社会を目指しています。