皆さんからの応援メッセージ

AMネットを応援して下さる皆様からの暖かい声をいただきました。
(経歴はメッセージを頂いた当時のものです。)

荒川 共生 さん

1995年11月、大阪APECに平行し京都で開催されたNGO国際会議が、私とAMネットのつながりの始まりでした。このときはまだ「APEC・NGO関西実行委員会」という組織で、当時私が働いていた関西セミナーハウスが会場でした。
APECのプロセスに市民の声を反映させようと、APEC参加国・地域から16カ国、約60人が参加したのですが、ここで強烈に印象に残った出来事が起きます。フロントにふらりと「インドネシア人留学生」と名乗る人が現れ、興味があるのでオブザーバー参加させてほしいと言います。この時会議を取り仕切っていた神田浩史さんは、すぐにこの人がインドネシア公安警察だと見抜き、参加を拒否しました。参加者の中にはインドネシアのNGOや、東ティモールからの参加者がいました。当時インドネシアは独裁政権下に、また東ティモールは占領下にありました。会議室は大きなガラス戸で中がよく見える構造でしたが、「会議を公開することは命に関わる」との要望を受け、カーテンを閉め切り会議が続けられたのでした。この出来事を通して、AMネットの役割がグローバル化に伴う負の側面を明らかすることなんだと強く実感しました。
その後もWTO、FTA、MAI、そしてTPPと経済のグローバル化をめぐる状況さらに厳しくなっています。そんな中で自分を見失わず、よりよい選択をしていくための、私の「ものさし」として、今後もAMネットとつながっていこうと思います。

プロフィール: あらかわ ともお /小学校の3年間をマレーシア・サラワク州で過ごす。1993年に関西セミナーハウス(京都)に勤務。ここで開発教育と出会う。1998年からアジアボランティアセンターへ。サラワクの先住民族の生活向上をめざす国際協力活動に携わるとともに、ボランティアコーディネート、開発教育などを行う。
2009年よりマイチケットに勤務。サラワクとの関係を継続しつつ、旅行を通じて人々に出会い、暮らしに触れ、出会った人々と自分とのつながりを考える「オルタナティブツアー」の企画、実施を行っている。
他に「関西NGO大学」運営委員、ボルネオ保全トラストジャパン理事など。

高士 太郎(たかし たろう)さん

みなさん、はじめまして。たねと食とひと@フォーラムの運営委員をしている高士といいます。ふだんは反TPPや反遺伝子組み換え(GM)作物・生物の活動をしています。住んでいる隣町には日本モンサントの国内唯一のGM試験圃場があります。昨年の11月のAMネットさんの催しに参加しました。釜ヶ崎へは、はじめて行きましたが、東京の山谷と比べても街も大きいし、人も多いのにビックリしました。
TPPや自由貿易を論じるにあたっては、ふだんの生活や文化を含めさまざまな視点から論じることがとても大切だと常々私は考えています。AMネットさんのイベントには、そういう意図があって、とても素晴らしく感じます。共に考えていけたら、と思っています。

プロフィール:たかし たろう /たねと食とひと@フォーラムの運営委員
ツイッターアカウント(@nyantomah)\(^^*)X(*^^)/
△好きなモン=放浪(流浪・浮浪)・純米酒・聡明な女性・モーグリ・ビワ・国産柑橘類・投票(主に南関ケーバだがもちろんセンキョも).
▼嫌いなモン=カルト的に【自己責任】を強制する【新自由主義・リバタリアニズム】・『バクチ経済』の延命策であるTPP・核・原発・GMO・差別・排外主義・国家そのもの

春山 文枝 さん

グローバル化の問題って、どこから手をつけたらいいのか、どのように考えたらいいのか…難しいですよね。その手掛かりをつかめるメディアもあまりありません。
そういう中で、AMネットの地道で粘り強い活動は本当に貴重だと思います。これからも、本質を見極めて鋭い意見を発信しつつも、ワクワクする活動を期待します。いや、一緒に作っていきましょう。

プロフィール: はるやま ふみえ /20代は国際青年環境NGO「A SEED JAPAN」で活動・勤務し、30代は京都精華大学人文学部環境社会学科で教員をし、40代は京都・出町柳に作った多目的カフェ「かぜのね」を拠点として 楽しく暴れる予定。AMネット会員。

清水 敬弘 さん

「北見地区農民連盟」は、オホーツク管内の域内16農民組織で構成される【農民の農民による意思結集機関】として、国や政府に対し農業者の「生の声」を集約し「政策提言」を行っている組織運動体です。
私は、本会の『成長を超えた豊かさへ』のくだりが大好きな男です。私のアニキ的な存在の神田理事が提唱される『穏豊社会』の実現に、この先の北海道のそして我が国農業・農村の「あるべき姿」がシンクロします。皆さんとの大切な「ご縁」の繋がりをしっかりと紡いでいきながら、強い連帯の応援メッセージを北海道・オホーツク地域より皆さんにお送り致します!
この先も、ともに繋がっていきましょう!

プロフィール:しみず たかひろ/ 北見地区農民連盟 事務局長
上斜里で就農後、北海道独自かつ最大の生産者組織「北海道農民連盟」に入所、現在に至る。北海道農業士。
食と命の担い手であり、多様な地域文化や特色ある風土を生産現場から守り抜いてきた全国の多様な「家族農業」を今一度見直し、理解を求める意識啓発運動を粘り強く続けている。三度の飯より「人的交流」が大好物。大阪人を妻に持つ39歳。

平賀 緑 さん

京都の平賀緑です。神田さんや松平さんたちを知ったのは10年ほど前、会員になったのは数年前と、以前からAMネットの周辺にいましたが、実際活動に加わり始めたのは今年からでした。
スカイプで事務局会議に参加させていただいたり、TPP合宿に参加したりと、ただの会員からあと一歩を踏み込むことで、AMネットの活動の大きさ・奥深さ・そして歴史の長さに驚きつつあります。
私が取り組んでいる食生活の背後には農業や水はもちろん、自由貿易やグローバリゼーション、投資や経済の問題などが大きく関わっている。その幅広い問題にAMネットはWTOやMAIの時代から取り組んで来ていて、今なおTPPなどに全国に先駆けて取り組んでいる。すごい人たちだなぁと関心です。遅ればせながら私も先達のみなさんに学びながらがんばりたいと願ってます。

プロフィール: ひらが みどり /食料政策研究家
京都大学博士後期課程