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テキスト ボックス: 森林シンポジウム
森の民の暮らしと私たちの生活
地球サミットから10年、森林問題を検証する









 ブラジルのリオで行われた「地球サミット」から今年で10年が経ちました。この10年間、森林に関する国際会議は何度も行われてきましたが、今も世界の森林は急速に減少・劣化が進んでおり、多様な生物を育む原生林が消失し、森に依存している人々の暮らしに大きな影響を与えています。

このシンポジウムでは、日本が大量の木材を輸入し、現地で破壊的な影響が引き起こされているロシア、インドネシア、マレーシアの3ヶ国から森に暮らす先住民族や森林問題に取り組むNGOメンバーを招いて、各国の森林伐採をめぐる状況についてお話しいただき、私たち日本人の木材消費について考え直します。

内容

・「シベリアトラなどが絶滅の危惧に瀕し、狩猟民族も生活の場を失いつつある極東ロシアの森」ロディオン・スリャンジガさん(ロシア先住民族連合;ウデゲ族出身)
・「違法伐採が横行し、消滅の危機にあるインドネシアの熱帯雨林」ロンゲナ・ギンティンさん(インドネシア環境フォーラム)
・「森林消失後に進行中の緑の開発主義」ウォン・メンチューさん(マレーシア・IDEAL)
パネルディスカッション(調整中)

※パネルディスカッションについては、東京会場と大阪会場で内容が異なる可能性があります。

【東京会場】
日時:4月20日(土)13:00〜17:00
会場:アムウェイホール(渋谷)

【大阪会場】
日時:4月21日(日)13:00〜16:30
会場:大阪市立北区民センター


参加費(資料代):1,000円

主催:森林シンポジウム実行委員会
(FoE Japan、サラワク・キャンペーン委員会、日本インドネシアNGOネットワーク、熱帯林行動ネットワーク、APECモニターNGOネットワーク、ウータン・森と生活を考える会)

問い合わせ:熱帯林行動ネットワーク(Tel.03-5367-2865)、APECモニターNGOネットワーク(Tel.06-4800-0888)
※このシンポジウムはアースデイの一環として開催されます。当日は様々なイベントがありますので、是非ご参加下さい。


講演者紹介

ロディオン・スリャンジガさん(ロシア先住民族連合;ウデゲ族出身)

ロシア沿海州のクラスノ・ヤール村出身のウデゲ族。同地域は、マレーシア系伐採企業であるリンブナン・ヒジャウ社の操業によって影響を受けてきた。教師や地方政府での先住民族に関する相談員として働いた後、この地域の先住民族連合の副代表として活躍している。1998年より、ロシア先住民族連合(RAIPON)のコーディネーター。

ロンゲナ・ギンティンさん(インドネシア環境フォーラム)
(準備中)

ウォン・メンチューさん(マレーシア・IDEAL)

マレーシア・サラワク州にて、牧師やジャーナリストとして活躍した後、20年間にわたってNGO活動を続けている。特に、産業開発計画による先住民社会への影響の問題について取り組んできた。現在、アメリカのカリフォルニア大学にて研究を行っている。