「世界の農地収奪と日本の食卓」
〜食料、農業、地域を考える〜


対談:色平哲郎(内科医、佐久病院)×松平尚也(百姓、AMネット)


◆日時:2010年2月21日(日)13:00開場 13:15開始 15:00終了予定
◆場所:京都・「かぜのね」 多目的スペース 
http://www.kazenone.org/
    京都市左京区田中下柳町7-2 京阪出町柳駅出口Eより徒歩1分
◆参加費 :500円

 ※なお、対談企画が終了後、会場「かぜのね」のカフェ部分に移動して、
     講師のお二人を囲んだ交流会を予定しています
  主催 :対談企画実行委員会
  協力:AMネット、関西フィリピン人権情報アクションセンター、アジア農民交流センター
  連絡先:muchitomi@hotmail.com

 世界で豊かな国が貧しい国の農地を取得する動きが急拡大しています。その実態は農地収奪と称されるほど大規模なもので、供給先は中東や日本を含む東アジア諸国等の食料輸入国です。農地収奪拡大の大きなきっかけは2008年に起こった食料危機でした。危機によって世界の主要食料価格が高騰し、中米やアフリカでは食料暴動が発生。一方、食料輸入国は食料を輸入できない事態を経験したため、アジアやアフリカの農地購入やリースに乗り出しているのです。こうした動きと日本の食卓はどうつながっているのか? 背後で儲けているのは誰なのか? そして現地の住民に何が起こっているのか? 世界の食料や農業そして地域を軸にして考えます。

※対談イベントに先駆けて以下のNHK特集が予定されています。背景を理解する上で役立ちそうなので是非御覧ください
   ランドラッシュ〜過熱する世界の農地収奪(仮)〜 
  2010年2月11日(木) 午後10時00分〜10時49分 総合テレビ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100211.html



【講師プロフィール】
色平哲郎(いろひらてつろう)さん
JA厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医師、内科医、NPO「佐久地域国際連帯市民の会(アイザック)」事務局長。1960年神奈川県横浜市生まれ、49歳。東京大学中退後、世界を放浪し、医師を目指し京都大学医学部へ入学。90年同大学卒業後長野県厚生連佐久総合病院、京都大学付属病院などを経て長野県南佐久郡南牧(みなみまき)村野辺山へき地診療所長。98年より南相木村の診療所長となる。外国人HIV感染者・発症者への「医職住」の生活支援、帰国支援を行うNPO「アイザック」の事務局長としても活動を続ける。こうした活動により95年、タイ政府より表彰を受ける。
色平哲郎さんHP
http://www.hinocatv.ne.jp/~micc/Iro/01IroCover.htm

松平尚也(まつだいらなおや)さん
AMネット代表理事 アジア農民交流センター世話人 地域・アソシエーション研究所研究員  京都市京北で0.7haの田畑を耕しながら農と食の未来を考えている。現在日本の農山村に残る生活技術の知恵を受け継ぎ、世界の食料自給に資するような作物体系を勉強中.


松平尚也さん個人ブログ http://kurodaira.seesaa.net/
AMネットブログ http://am-net.seesaa.net/
アジア農民交流センターHP http://afec.hp.infoseek.co.jp/
地域・アソシエーション研究所HP http://www.ne.jp/asahi/institute/association/