前に戻る
12月WTO閣僚会議(香港)に向けた学習・討論会

貿易自由化の「新ラウンド」で農業、
工業製品、公共サービス、そして労働はどうなる

HKPA(香港WTO反対民衆連合)のメーベルさんを迎えて  

7月28日開催


 世界の富が一部の国の一部の人に集中するような貿易ルール・・・これでいいのでしょうか?

経済がグローバル化(世界規模化)し、貿易・投資の自由化と規制緩和を進めることが世界の流れだと語られるようになってから十数年がたちました。この間に世界も日本社会も大きく変化しました。振り返ってみて、この十数年の間に行われた自由化や規制緩和は私たちの生活を豊かにしたでしょうか? リストラと不安定雇用、大型店舗の進出に伴う商店街の空洞化、国内農業の一層の危機、不安な食べ物、民営化され利潤追求に走るJRやNTT・・・。一部の大企業や資産家がますます豊かになった反面、大多数の人々は日々困窮と不安を募らせています。一部の国や一部の企業に有利なルールが、一部の人たちの間で決められてきたからです。

 WTO(世界貿易機構)が目指す貿易ルールに、全世界で反対が高まっています。

WTOでは、農産物や非農産品(工業製品、林産物、水産物など)の関税引き下げや、サービスの規制緩和(公共サービスの民営化や外国資本の参入自由化など)をめぐって、米国やEUの利害と、「南」の諸国(いわゆる発展途上国)の利害が対立し、また、WTOが推進してきたルールの不公正さや交渉のやり方の閉鎖性に対して世界の社会運動団体やNGOからの批判が強まっています。香港WTO反対民衆連合(HKPA)のメーベルさんが来阪される機会に、WTO交渉の現状と問題点について理解を共有し、12月香港での閣僚会議に向けた香港での準備状況や日本での取り組み、課題等について討論するための集まりを企画しました。是非ご参加ください



※ メーベル(區美寶)さん:アジア女性労働委員会の元スタッフで、現在は香港WTO反対民衆連合(HKPA)で活動しています。7月22日から24日に開かれる「働く女性の日米ワークショップ」に出席のために来日されます。

香港HKPA:WTO第6回閣僚会議(05年12月、香港)に向けて、WTOの不公正な新自由主義的政策に反対して活動しているすべての国際的、地域的、国内的な組織およびネットワークに対して連携した行動への参加を呼びかけるために、昨年9月22日に香港職工会連盟(HKCTU)、アジア・モニター資料センター(AMRC)、アジア太平洋移住者ミッション(APMM)、アジア学生連盟(ASA)の呼びかけで結成。


日時 7月28日(木) 午後6時半〜8時半
■参加費 
(受付にて、カンパ・資料代として700円を集めさせていただきます)。

■場所 
会場 エルおおさか504号 
(京阪/地下鉄谷町線天満橋またはJR東西線大阪天満宮下車)



主催団体(共催): ATTAC関西グループ、APWSL(アジア太平洋労働者連帯会議)、AMネット