AMネット 『水の自由化・商品化を考える連続学習会』
第1回 世界水ビジョンってなに?
日 時:10月3日 19時〜21時(予定)
場 所: 大阪聖パウロ協会ビル 1階会議室
(地図はこちらからどうぞ)
資料代:300円
第2回世界水フォーラムにおいてだされた「世界水ビジョン」。
そしてこの「世界水ビジョン」をもとに、2003年3月の世界水フォーラムでの発表に向けて、世界水会議(WWC)水アクションユニットによって、「世界水アクションレポート」が作成されています。
「世界水ビジョン」には、何が書かれているのか。
一部のNGOからはこのビジョンに対する懸念も示されている中、世界の水問題と自分たちとの生活との繋がりを考えながら「世界水ビジョン」を分析し、「世界水アクションレポート」へ提言していきませんか?
第2回 遺伝子組み替え技術が水問題を解決する?
〜遺伝子組換え作物がもたらす影響〜
日時 11月 8日 19:00〜21:00
講師 平川 秀幸さん ATTAC京都代表
京都女子大学現代社会学部
資料代 500円
場所 天六 住まい情報センター研修室
(堺筋線 天神橋筋六丁目駅 3番出口を上がってすぐ)
世界水ビジョンでは「一滴あたりの収量を上げる」為に、遺伝子組換え技術の研究を促進する事を謳っています。有限な資源である水を、有効に利用する事は今後さらに必要となってきます。
しかし、既に生産されている遺伝子組換え作物が、世界中でどのような影響を与えているのでしょうか?また、水効率を上げる手段として、遺伝子組換え作物が多用されるとどうなるのでしょうか?
遺伝子組換え技術には莫大なコストがかかっています。
それらを開発した企業は、そのコストを回収する必要があり、開発した技術に特許を申請し、生産者は種を使うたびに特許料を支払わねばなりません。
例えば、既に特許の取得競争が激しくなっているコメであれば、
私たちが「コメを食べるたびに、コメの特許をもつ企業にお金が流れる」
ことになります。企業が農家を訴える訴訟が、世界中で既に起こっています。
第三世界での水の商品化と遺伝子組換え作物の問題は繋がっています。
共通する「経済のグローバリゼーションの問題」でもあります。
また現状では、科学的に問題があることを輸入側が証明しなければ、基本的に輸入を拒否できませんが、「リスクがあるかもしれない未知のもの」に対して、欧州では「予防原則」という観点から、輸入を制限しています。
欧州の最近の動向・話題も含め、社会的な側面から遺伝子組換え作物の問題を考えていきます。
いずれも申し込みは不要です。