森林問題講演会

 オーストラリアの製紙用伐採 〜コアラなどの野生動物にどのような影響を与えているか〜

 

  オーストラリアでは、「オールドグロス」と呼ばれる原生林を含む天然林が、日本に輸出する製紙用原料のために30年も前から伐採され続けています。しかし、一方では今やそれに替わり得る植林木資源が、近い将来に十分な供給量となり、天然林を破壊する理由はなくなりつつあります。ところが、植林地は十分な面積に達しているにも関わらず、天然林の植林地への転換が続けられています
 
オーストラリアで保護活動をしている2人のNGOメンバーを招き、製紙用伐採が与える環境への影響、植林地への転換によって破壊される天然林の状況、コアラなどの日本でも人気のある動物への影響、そして、これらの問題に対する解決方法や、日本の消費者の協力が必要な理由などについてお話しいただきます。是非、日本と関係の深いこの話に耳を傾けて下さい。

 講演者:ハリアット・スウィフトさん (CHIPSTOP)
 
    ティム・キャドマンさん (Native Forest Network)
 
 日 時916日(日) 13:0016:00

 会 場大阪市立中央青年センター3号室

(大阪市中央区法円坂1-1-35

 会場Tel: 06-6943-5021    参加費:500円(逐次通訳付き)

アクセス:JR環状線森ノ宮駅下車、西へ徒歩5
 

主催:熱帯林行動ネットワーク(JATAN)

Tel: 03-5367-2865  E-mail: jatan@jac.apc.org

ウータン・森と生活を考える会
 Tel: 06-6372-1561  Fax: 0722-52-0505

 

   協力:熱帯林きょうと、APECモニターNGOネットワーク(AMネット)

 

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 ●講演者紹介
ハリアット・スウィフト
  オーストラリア南東部において、木材チップのための伐採に反対するキャンペーンを行う団体「CHIPSTOP」の共同創設者・コーディネーター。彼女の居住地は、大昭和製紙が海外で最初に操業を始め、オーストラリアでも初めての木材チップ工場が建設されたイーデンの地域にある。職業は作家・ジャーナリストで、オーストラリア政府の上級顧問を務めたこともあるが、現在はほとんどの時間を森林とそれに依存して生活する動物のために働いている。 
ティム・キャドマン
 
国際的なNGOである「Native Forest Network」の創設メンバーで、ニューサウスウェールズ州を本拠地とするコロン原生自然財団理事、テラ自然財団顧問評議会委員、森林管理協議会(FSC)メンバーをも務める。これまでの実績として、WWFとグリーンピースが委託したレポート「京都議定書がいかに森林破壊をもたらすか−明確なケー ス」や、森林に関する政府間パネルの行動提言に関するモニタリング報告書などがある。持続可能な森林経営と認証・ラベリングを専門とする。