世界最大規模の企業、ウォルマート・ストアーズは、1社の売上で多くの国の国民総生産を凌ぐほどの規模を誇っています。
日本でも大店法の規制緩和以降、流通業界(小売業、卸売業)は再編を繰り返し巨大化し続けています。しかし、その巨大化の影で、かつてなかったような問題が発生してきました。それは、商店街などの零細小売業の淘汰やさらに地域の小売業やそれと結びついていた地域の卸店などの崩壊、また、規模を追求し、過剰なまでの出店を繰り返えす小売業の熾烈な生存競争によって、様々な問題が生じています。
利益や効率ばかりを追求する社会の中で、生産者と消費者、そしてそれを橋渡しするはずの流通業は、バラバラになってしまっています。
その結果が、もたらすものは、いったい何でしょうか?
世界的な自由化の流れを流通業界に的を絞りつつ問題点を追ってみたいと思います。
※ 当日は、AMネットメンバーで十年以上流通業界の変化を見てきた専門紙記者と、実際に大手小売業で働いた経験のあるメンバーが、流通業界の実情を踏まえてお話しする予定です。
講座と言っても、「分からないところはその場で質問」できる「こじんまり」したもので、一緒に勉強していければと思います。
皆様のご参加お待ちしています。